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懐かしい感触♪ [気ままなヘルパー日誌]

  

仕事先でのこと。

 

80代半ばの女性はとっても前向きな考え方の若々しいおばあちゃま。

クリスチャン。

特技はマシンガントークと夜更かし。^^;

  

その方との会話のさなか、私が言った言葉に対してなぜか感心してくださり

「えらいえらい!!^^」

と言って、私の頭を優しくナデナデしてくださった。

  

何十年振りのことなのか、その記憶もないくらいに懐かしかったこのナデナデ。

とっても心地よくて、思わず自分の歳を忘れてしまうくらいに無邪気な気持ちになった。

  

素直にいい気持ちのまま仕事を終了したのだが・・・

  

如何せん、どういう会話、なんていう言葉でナデナデしてもらえたのかが

どうしても思い出せない。ーー;

 

うぅ~~~~~悔しい。

情けない。

  

でもほんと、

嬉しかった。。。^^v 

 

 

 

[ぴかぴか(新しい)]キラキラ[ぴかぴか(新しい)] 輝いていた、雨上がりの草花たち[るんるん]

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白杖を持った女性 [気ままなヘルパー日誌]


仕事からの帰り道、私の前方10mくらいの所を白杖を持った女性が歩いていた。

私と同年代か?

その足取りが何ともおぼつかないというのか、慣れてないというのか危なっかしくて
ゆっくりと近付きながら様子を見ていた。

するとその女性、白杖で自分の周りを確かめつつ、誰かを探しているように
ゆっくりと一回りするような格好でこう言った。

「道をお尋ねしたいのですが、どなたかいらっしゃいませんか?」

私と女性との間には3人ほどいたが、皆急いでいたのか、ササッと通り過ぎて行ったので
私が声をかけてみた。

「どうなさいましたか?」

「この通りに越後屋さんていうお店があると思うのですが、もう過ぎましたか?」

「越後屋さんなら、もう少し先だと思いますよ。あと50mくらいでしょうか・・・
 そこまで行かれるのでしたら、一緒に参りましょうか?」

「あなたの進行方向と同じですか?」

「はい。私もこの道をまっすぐ行きますから。」

「ありがとうございます。助かります。ではお願いします。」

と言ってはみたものの、目の不自由な方の歩行介助はやったことのない私。

片手で私の腕を掴んで歩いてもらうのがいいのかな?と思ったが
ここは聞いてみることにした。

「どういう歩き方をすればいいですか?私が前になりますか?」

「いえ、私が前を歩くので、すみませんが私の後ろをついてきてもらえますか?」

「はい、わかりました。」

そう言うと、女性はゆっくりと白杖で足元を確かめながら歩き始めた。

が、車道に向かって直進しそうになったり、歩道にある障害物にぶつかりそうになったり・・・

それを後ろから言葉で伝えてはみたけれど、結構難しかったなぁ。

1m先左手に障害物です。一歩右へ・・・てなことでわかっただろうか。

mで距離感のわかる方だといいんだけれど、それも定かではないし・・・。

自転車やバギーと擦れ違う時にも神経を使った。

越後屋さんの前では年配の女性が立っていて、微笑みながら彼女の到着を待っていた。

二人は手を取り合って喜んだ。

母娘か?親戚か?

「この方が連れてきてくださったの。どうもありがとうございました。^^」

女性の弾んだ声を背中で聞きながら、私は家へと向かった。

短い距離ではあったけれど、無事に着けて私もホッとした。

果たしてあんな言い方でよかったのかどうか・・・ちょっと心配ではあったが

貴重な体験であった。。。

 

*****

  

先ほど、鎌倉の叔父が亡くなったと連絡が入った。

パーキンソン病などを患い、ここ数年は介護施設と病院とを行ったり来たりの状態だった。

叔父さん、ゆっくりと休んでくださいね。。。

 

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2010年の仕事始めで・・・ [気ままなヘルパー日誌]


早いもので1月ももう半ば・・・

2010年は4日から細々とお仕事をさせてもらっているPekoです。

お正月休みを挟んで訪問すると、利用者さんやご家族から有り難いことに
「よかったぁ~~来てもらえて!」 と大歓迎を受けました。^^
新年度の初サービスが私・・・というお宅ばかりでしたので。

玄関先で新年の挨拶もそこそこ、堰を切ったように喋り始める方、
「もう資源ごみが溜まって溜まって~~」と早速仕事を依頼される方、
「お正月、ヘルパーさんに来てもらえなかったから大変だったわ~」と訴えるご家族・・・
(ポータブルトイレは溢れんばかりの危険な状態に・・・汗)

でも皆さん笑顔で新年を迎えられたご様子・・・何よりでございました。

90を超えた独居の方のお宅でのこと。
訪問時、廊下の奥からとびっきりの満面の笑顔で玄関まで出てきて下さったおばあちゃま。

「お正月、何かいいことありました~?笑顔がとっても素敵ですよ!^^」 って言うと
「あなたが来てくださったから嬉しいんですよ~ああ、本当に嬉しい。^^」 とニッコニコ♪

もうね、このおばあちゃまの笑顔の素敵なこと♪ 可愛らしいこと♪
皆さんにお見せしたかったくらい。^^

お正月早々、たくさんの言葉の花束をいただいたのは、私の方でした![揺れるハート]

「とにかく上がって上がって~~」ってことでおばあちゃまの後に続いて居室に入ったところで
和室の畳に正座して、ちゃんと手をついて、新年のご挨拶をなさるおばあちゃま。m(_*)m
私も襟を正して座り直し、おばあちゃま同様深々と頭を下げてご挨拶。m(*_)m

そんなおばあちゃまを見ながら、こういうところ、見習いたいなぁ~
忘れないようにしたいなぁ~と本気で思いました。

私が子供の頃、古~~い実家でのお客様との挨拶は畳の上でした。
畳の部屋でのご挨拶はそうするものだと思っていました。
高校時代に友人宅で、和室にいらしたご家族にそんな挨拶をしたところ、
翌日友人からは「親がびっくりしてたよ!(笑)」と、言われてしまいました。^^;

結婚後は和室にお客様を通すこともなくなり(通せるような和室もなくなり^^;)
そんなご挨拶をすることもなくなってしまいましたが
久しぶりに畳に手をついての挨拶を交わすと、なんともいえない風情といいますか、
良いものがありました。
身体的に・状況的に正座が無理な場合も多くありますが、
たまにはこういうのもいいなぁ~、日本人ていいなぁ・・・って。^^

夫からは時々 「もう仕事やめれば?」 って軽いジャブが飛んできます。
でも、また1年、微力ではありますが、利用者さんたちに笑顔でいてもらえるよう、
共に元気で穏やかに過ごせるよう、
細々とでも関わらせていただきたいと
気持ちを新たにしたPekoでありました。。。

 

*****

  

今日は土曜日。こんな曲はいかがでしょう~[るんるん]

「土曜日のタマネギ」 

このアレンジがいいんです~[グッド(上向き矢印)][黒ハート]

  
   


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利用者さんからいただいたもの [気ままなヘルパー日誌]


今週サービスに伺った先で、90を超えたおばあちゃまが言いました。

「こうして毎週あなたに来てもらって、私は本当に嬉しい。
 だからあなたにと思って、書いてみたの。
 何ももらっちゃいけないっていうのは聞いて知ってるんだけど
 どうかこの90を過ぎた年寄りの笑い種だと思って、これだけは受け取ってちょうだい。」

そう言って丸い紙のコースターのようなものを渡された私。
一枚ずつめくってみると、なんとも可愛らしい上手な絵が書かれていました。
おばあちゃまがずっと習っておられた水墨画でした。

全部めくって座卓に並べて見せていただきました。
涙がこぼれそうになりました。

  

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6月に胸椎骨折で入院されたおばあちゃま。
それまでは何でも一人でやってこられた方でした。
退院後は少しの不安から、週に一度、介護予防のサービスを受けるようになられました。
一緒にお買い物に行って、帰ってきたら無理のない範囲で一緒にお掃除をします。

7月から始まった週に一度のお付き合い。^^
このおばあちゃま、元々はとっても前向きで自立心旺盛な方。
自分でできることは自分でやりたい・・・との思いも強く、実際よくなさっています。

買い物から帰って一服してほしいところでも、私がお掃除を始めると必ずおばあちゃまも
自分ができることを探して動き始めます。
なので、無理をさせてしまってるんじゃないかと心配になるくらいです。

でも、よく動かれることがいいのか、7月頃は転倒を心配した足取りもどんどん良くなり、
今では買い物同行の際でも杖など時々浮いちゃってるくらいなのです。^^

そんなおばあちゃまでも当初はサービスで伺った直後には必ず出ていた言葉、
遠慮がちに言われてた決まり文句がありました。
「あなた一人でお買い物に行っていただくわけにはいかないの?」っていう言葉。^^;
でも、その言葉もいつの頃からか全くおばあちゃまの口からは出てこなくなり、
今ではお買い物リストも用意してすぐに出られるよう準備万端で私を待っておられるのです。
そういう意欲が回復されたことが何より嬉しい私でした。

戦争でご主人を亡くされ、病気でお子さんを小さい頃に亡くされ
ずっとひとりで頑張ってこられた方です。
70の頃からは趣味の陶芸を楽しまれ、続いて身体に負担の少ない水墨画を習われていました。
週に二日はバスを乗り継いで、病院併設の介護施設へ洗濯物たたみのボランティアにも行かれていました。

退院後、しばらくはなかなか外へも出られなくなっていましたが、回復されるにつれて
少しずつ入院前の生活にもどそうと頑張っておられる利用者さんです。

夕食のみの配食サービスも今月からはやっぱり自分で作って食べたいから・・・とのことで、
一日置きにされました。
水墨画の教室(月に1~2回)にもまた通いたい・・・と話しておられました。

なので、この日このような形でおばあちゃまがまた水墨画を描き始めて作品を作られた・・・
しかも私のことを想って絵筆を取り描いてくださった・・・
そう思いながらこの小さな作品を前にすると、じわ~~っと涙が出そうになりました。

本当は何も頂くことはできないんだけれど、これは「頂けません!」とは言えませんでした。
正直嬉しかったので、有り難く頂いて帰りました。
「ありがとうございます!とっても素敵なので事業所のみんなにも見てもらいますね~」って。

早速、仕事帰りに事業所へ寄って、担当スタッフに話をしました。
「もらっちゃいけないんですけど、これはもらってしまいました。^^;すみません。
 でも正直嬉しくて、涙が出ました。」

するとスタッフからは思いがけない言葉が。
「これは〇〇さんのPekoさんに対する気持ちがこもったものだから、もらってください。
 ここまで体力も気力も回復されてきた証拠ですから。Pekoさんのおかげですよ~。^^v」

うぅ~~リップサービスとは知りつつも、またしても涙が・・・(うるうる)

こうしておばあちゃまからもスタッフからも言葉の花束いただいてしまったPekoでした。

ありがとうございま~す。
これからも細々とやっていきますので、よろしくお願いしま~す。
。。 
   

 


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車椅子の開閉 [気ままなヘルパー日誌]


昨夜はトイレと格闘した。[ふらふら]

「トイレの水が止まらない。
 タンクの中、ちょっと見たけどさっぱりわからん。
 あとよろしく。」

そう言ってさっさとご就寝あそばした夫。[眠い(睡眠)]   [ちっ(怒った顔)][むかっ(怒り)][パンチ][爆弾]

さぁ~困った。
確かに水は止まらずチョロチョロと出っぱなしである。

水を元から止めて、タンク内を見るも、私にもわからない。[もうやだ~(悲しい顔)]
何やらチェーンがやたら絡まっている。

ネットで「トイレの水漏れ」とか「トイレタンクの構造」とかを検索してみたが
我が家の構造と一致してるものがないではないか!![バッド(下向き矢印)][がく~(落胆した顔)]

だいたいはチェーンが1本しかないのに、我が家のはそれが2本ある。
なんだかわからない部品もひとつ余分にある。^^;

格闘すること30分[あせあせ(飛び散る汗)] 
いろいろやってるうちに隠れて見えなかった、
おそらくチェーンを引っかけるであろう小さな穴を発見。[ひらめき]
 
絡まったチェーンをほどいて、外れていた方のチェーンをその穴にかけてみると・・・

直ったーーー[るんるん][るんるん][るんるん] [わーい(嬉しい顔)][手(チョキ)][グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]

   

次の日・・・

「よく直せたなぁ~」 と言う夫に
「1時間も格闘したわよ、1時間も!!」 と言ってしまったPekoです。(^^ゞ

  

それからそれから

どうか仲間を誘拐しないでほしい・・・と願っているPekoです。(^^ゞ

 

  

あ、さて・・・

仕事からの帰り道のこと。

歩道に寄せて停まっている一台のタクシーの横で
タクシーの運転手さんとご婦人(70代か?)とが車椅子を触りながら
右側を見たり左側を見たりと、困っている様子。

かなり大きいと感じたその車椅子は、今から使おうとしてるのか、
それとも閉じようとしているのかわからない
中途半端な開き加減になっていた。

近付いて行き、声をかけてみた。
「開くところですか?それともたたみますか?」

「タクシーに乗るのでたたみたいんですけど・・・」 とご婦人。

「すみません・・・わからなくて・・・(^。^; アセアセ 」 と運転手さん。
どこのタクシーか見なかったが、そういう教育は受けてない模様。

でもそれは、私も初めて見るような丈夫で頑丈そうな車椅子。
なので、ちょっとドキドキしながらやってみた。^^;
すると普通のやり方でちゃんとたためたからよかった。(ホッ。)

運転手さんにバトンタッチして帰ろうとした時、タクシーの中から
「ありがとうございました!! 助かりました~!!^^」
という大きな声が飛んできた。^^

見ると、身体の大~きな男性が後ろの座席に窮屈そう~に座っておられた。
車椅子が丈夫で頑丈な訳、納得。(^^ゞ

お礼を言うご婦人に 「お気をつけて~」 と声をかけて別れた。
大きな声の男性、100kgはありそう・・・^^;

お二人とも、本当に「お気をつけて!」なのだ。

  

   

** 車椅子の開閉 **

  

車椅子はこういうもの。 

車いす1.jpg 

足を乗せる所はフットレストという。

開閉時はフットレストを上げて行うが、
人が乗っている時には必ず下げて、その上に足を置いてもらう。
足の怪我や変形を起こさないために!

車いす2.jpg 

 

     

【 車椅子の開き方 】

  

車椅子の開き方1.jpg 

手で後ろから開く所まで開く。

  

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前に回って座シートの両脇を押すようにして開く。
両手を挟まないように気をつける。

  

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座シートが平らになるまで開いたら準備OK!

※車椅子乗り降りの際には必ずブレーキ(両脇のレバー)をかけて行う。

   

  

【 車椅子の閉じ方 】

   

車椅子の閉じ方1.jpg

フットレストが上がっているのを確認後、
座シートの前後を掴んで引き上げるようにしてたたむ。

   

  

【 知っておくと便利なこと・・・段差越え 】

   

車椅子段差越え1.jpg 後輪の脇にティッピングレバーがある。

  

車椅子段差越え2.jpg 

ティッピングレバーを踏めばテコの原理で前が持ち上がる。
段差越えの場合はこのティッピングレバーを使って前輪から超えていく。

下りの段差やスロープなどでは後ろ向きに行う。

今は車椅子無用の方も、知っておかれると何かの時に役に立つかも。。。^^v

   


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サービス終了と新しい出会い [気ままなヘルパー日誌]


先日、映画『剱岳』 観てきました。

美しく厳しい山々の映像と、「謙虚」「仲間」という言葉が心に残りました。

このタイミングでの主演の浅野さんの離婚・熱愛報道は残念でした。^^;

  

久しぶりにお仕事の話です。

6~7月にかけて、利用者さんも仕事の内容もいろいろ変わったので。

   

   

【サービス終了】

認知症のおばあちゃま(84歳)へのサービスが終了した。
とは言っても、認知症が完治したわけではない。
ADL(日常生活動作)が上がって介助の必要がなくなったわけでもない。

認知症が進み、ご家族が対応できないとのことで
施設に入所されたのだ。

3年のお付き合いだった。
東京は青山生まれ青山育ちのお洒落で上品なおばあちゃまだった。

3年前サービス開始時は、認知症だと言われなければわからないくらいだった。
毎日綺麗にお化粧をして、薄いピンク色の口紅がよくお似合いのおばあちゃまだった。
日に何度もお洒落を楽しんでらした。

同居のご家族(娘家族)も当初は認知症だとは信じてなくて、あまり理解もされていなかった。
ここ1年くらいはいろんな症状や言動で、ご家族も対応に苦労されるようになっていた。

何度か鍋などを焦げつかせたことでガス台をロック式のものに取り換えたり
ご家族の部屋に鍵をかけたりの対策は取られたが、
鍵をかけたことでご家族の部屋に入ることができなくなると、おばあちゃまの疎外感は強くなり
「どうしてこんな意地悪をするの!?中にいるのはわかってるのよ!
 開けてくれないのなら警察を呼びますよ!!」
などと騒いでしまわれることも度々あった。
が、ご家族が生活パターンを変えることは最後までなかった。

何人ものヘルパーが関わったが、サービス拒否が強くて入室すらできなかったヘルパーも
いたそうだ。
ここ数カ月は幻覚・幻聴のため、私たちとは別の世界でお過ごしになることも多かった。
でも不思議とそういう時のおばあちゃまはとっても楽しそうだった。
ドレッサー前に腰かけて、鏡の中の?(映っている?)お友達と
実に楽しげにおしゃべりをされるのだ。
それはまるで少女のように。

同居家族がいらっしゃるので、介護保険での適応が難しくなり
何度も見直しがされたお宅でもある。
介護保険と私費併用でのサービスであった。

6月初旬、家族会議で7月からおばあちゃまを有料老人ホームに入所させることを決め
6月いっぱいでサービスが終了となった次第。

施設入所が決まってからの訪問時、私は大きな変化に気がついた。
大学生の孫娘のおばあちゃまに対する態度が明らかに違うのだ。
とても邪険に扱っていた孫娘のそれは、とても優しい対応に変わっていた。

年頃の孫娘にとっては嫌なこともたくさんあったとは容易に想像できる。
部屋がきちんと片付いていないと気が済まないおばあちゃまは
家族の部屋も勝手にお片付けをなさってたようだし。^^;
  
でも、おばあちゃまを通して学んだこともたくさんあったと思う。

いろんなこと考えて、できる時には優しく接してほしいと思った。

いずれは私たちも行く道なのかもしれないのだから。。。

  

  

【新しい出会い】

ひとつのお仕事が終了すると、すぐに新しいお仕事の依頼が来る。
そう、登録ヘルパーは事業所のコマだからね。

ここ1年くらいは随分と仕事を減らしていた。
父の入院・手術のこともあったし、息子の結婚のこともあったので
新しいお仕事はなるべく受けないようにしていた。

父も今のところはオブジェ(一日動かずに座りっぱなし)になることもなく安定してるようだし
結婚式も終わって一段落もしたので新しいお仕事を引き受けることにした。

依頼されたのは外出介助のお仕事2件。
高齢者世帯の70代女性と、独居の90代女性。
杖orシルバーカー使用でのお買い物に同行する。
お二人ともとてもそのお歳には見えない、前向きな方だ。
性格的にも穏やかな方なので、そういうところへの変な緊張感は全く必要がない。
転倒などしないようにとの仕事に集中できるから有り難い。

また新しい出会いを通して利用者さんの人生の一コマや生きざまに触れさせてもらって
いろんなことを学ばせてもらおう。。。

  

  

【4年振り・・・】

臨時で依頼されたお仕事。
スタッフに聞けば4年前に一度、やはり臨時で訪問したことがあると言う。
すぐには思い出せなかった。
資料を引っ張り出し場所を確認するうちに徐々に記憶が戻ってきた。

あ、お部屋の中で歩行練習をした、恥ずかしがり屋の奥様だ。^^ と思い出した。

その頃とは状況も変わり、サービス内容も違ってきているというので
担当スタッフ同行で行ってきた。

4年振りにお会いした利用者さんは80を超え、寝たきりの状態であった。
耳も遠くなってるとのことで、慣れてないと会話も難しい状況だった。
食事もミキサー食になっていた。

スタッフがサービス内容の細かい説明をしてくれ、一緒に作業を進めた。
が、このスタッフ、ちょいと???なところのある人で・・・^^;

食事の声がけをした時、利用者さんがされた仕草にスタッフは
「食事いらないって?だめですよ~食べましょうね~」って言ったんだけど
私には単に「私は耳が遠くて何を言ってるのか聞こえないんだけど・・・」
って言ってるようにしか思えなかったんだけどなぁ~--;

食事前に入れ歯を入れる際、上の入れ歯から入れて、次に下の入れ歯を入れるも
何度も何度もトライして失敗の繰り返し。
逆に下から先に入れたらすんなり入ったし。--;
(これって人によっていろいろなのか?)

食事介助の時にも、一口食べた後すぐに手で払うような利用者さんの仕草にスタッフは
「まだ食べたくないんですか?お腹減ってないんですか?」って。
私にはただ「熱い!」って言ってるようにしか見えなかったんだけどなぁ・・・--;

食後の口腔ケアの際にも、もう少しブラシでかき出してほしそうに私には見えたけど
そのスタッフはサッサと終わらせてコップで口にうがい用の水を入れようとするし・・・
その体勢でコップからでは無理でしょう~~吸い飲みじゃないと~~--;;

横から「こうなんじゃないかなぁ~?」とか言いながら一緒にやったんだけど・・・。
ちゃんとサービスができて、それをヘルパーに指導するのがスタッフなのに・・・
って、ちょっと心配になってしまった。

でもその後のおむつ交換や体位変換などはテキパキとこなして無事終了~。

文句も言わない利用者さんに感謝をしつつ
このスタッフや定期で入っているヘルパーさんたちにエールを送りたくなってしまった。

頑張れーー!!

 

帰り道、「何かの時にはまたお願いしますね!」とスタッフ。
「一人じゃ自信ないから、その時はまた一緒に行ってもらえます?」と言うと
「勿論!何度でも一緒に行きますよ!」と心強い返事を返してくれた。

決してヘルパーに丸投げすることはしない全スタッフの姿勢は気に入っている。。。

  


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蜂窩織炎(ほうかしきえん) [気ままなヘルパー日誌]


数年関わっている利用者さん。

独居の80代女性。

おしゃべり、お出かけが大好きなおばあちゃま。

介護予防で週に1回訪問し、一緒にお掃除をする。

  

このおばあちゃま、膝下がいつもパンパンにむくんでいる。

この日は特に左足首あたりのむくみがひどかった。

くるぶし近くは少し赤紫になりかけてるようにも見えた。

   

おばあちゃま、そのむくんだ足を私に見せながらこうおっしゃった。

   

「今日はむくんだところが少し痛むのよね。痒みもあるし。

 前にホウカシキエンて言われたことあったんだけど、

 そのせいかもしれない。」

  

ん? んんん???

    

ホーカシキエン?

   

「蜂窩織炎」と書くのだそうだ。  ( 参照 ⇒ こちら や こちら

おばあちゃまに教えてもらった。

    

初めて聞いた。聞いたことのない病名だった。

   

この日のお掃除は休んでてもらって、

終了後、事業所に報告をした。

   

すると、担当者は私にこう言った。

   

「△▽さんが蜂窩織炎だったって話は聞いたことがなかったですね。

 初めて聞きました。

 大丈夫だとは思うんですけど・・・

 Pekoさん、一応気をつけてくださいね。

 それ、感染症ですから。」

   

   

ひぃ~~っ!?

それって、うつルンですかぁ~??   

で、何を?どう気をつければよい!?

   

    

私に傷口などなければ大丈夫とは言われたけど・・・;;;

 

  

足のむくみを見せてもらったところ、足指の爪の変色変形も気になった。

  

ひょっとして・・・爪水虫?

  

利用者さんに病院で診てもらった方がいいとお話しすると

「これ以上飲むお薬が増えるのは嫌よ!」

との返事が返ってきた。

  

ありゃりゃ。;;   

    

 

インフルエンザ予防同様、手洗い・うがいはよぉ~くしよう。

帰宅後は足も洗った方がいいかな?   

蜂窩織炎・・・ひどくなってなければいいけど。。。

   

  


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認知症のおばあちゃまにどう寄り添えばいいのか・・・ [気ままなヘルパー日誌]


先週の認知症のおばあちゃまはいつも以上に不穏だった。
娘さん家族との同居だが、日中は独居の利用者さん。

このおばあちゃまにどう寄り添えばいいのか・・・
   

「私は自分のことはなんでもできますからどうぞお帰りください」
と土下座までして言われる。
「2階にいる姉が何でもしてくれますから何もしなくて結構
です」
と仰ることも。お姉様は遠くに住んでおられるのだが・・・。
それをなんとか誤魔化し誤魔化し作業を始めるわけだが
こちらも胸が痛む。

言葉で説明して説得しようとしても納得していただくことはできない。
無駄に時間が過ぎ調理の時間が足りなくなるばかりか
かえっておばあちゃまのテンションを上げるばかりで
それが怪我に繋がらないとも限らない状況。

「誰に頼まれてこんなことをするの?
 私は頼んだ覚えはないです!」
「娘さんから頼まれていますので・・・」
「娘からも私は聞いたことがありません!
 あの子をひっぱたいてやりたいわ!
 主役は私なのだから、私の意志を尊重してもらいます!
 そうじゃないと私の存在感はまるでないようなもの・・・
 もう死ぬしかないわ。
 私なんて、もうどうなってもいいんです!!」

と仰って、ご自分の顔を両手でピシャピシャたたいたり
眼鏡を外して投げようとなさったり、
髪を留めてるヘアピンを外して投げてしまったり。

同じ質問の繰り返しなので、言い方を微妙に変えてみたりもするけれど
なかなかおばあちゃまの心に届く言葉が見つからない。

女手ひとつで娘さんを育ててこられたおばあちゃま。
整理整頓、お掃除が大好きで几帳面なおばあちゃま。
仰る気持ちは十分過ぎる位にわかるんだけれど・・・

神経が高ぶってるおばあちゃまにどう対応したらいいのか、
とにかく怪我だけはさせないようにと
いつもその場しのぎでなんとかしのぐしかない私である。

何もしなくていいから帰ってくれとは言っても、その5分後には
「私のご飯はどうなってるの?」
と不安そうに訴えて来られたりするわけで。
大急ぎで食事の用意をして持っていくと急にご機嫌が良くなって
今度は丁寧過ぎるくらいのお礼を言われるのだ。

そんな感じでこの日のお昼の部は終わろうとしていた。
が、台所の
片付けをし連絡ノートに記入などして
退室の挨拶をしようとおばあちゃまのお部屋まで行ったところ
おばあちゃまがいない。
昼食はきれいに完食。
食後のお薬だけが残されていた。

玄関に目をやると、開いているではないか!!
玄関先まで出られることはしょっちゅうあるので
またそうかと思っていたら、玄関先にもおばあちゃまの姿はなく
少し先のバス通りまで出てみたが、いない。
慌てて家に戻り、クローゼットやトイレも確認し、
再度バス通りまで出てみたところ、おばあちゃま発見。
女性とにこやかに話をしておられた。
ご近所の方のようだったが名前を聞きそびれてしまった。

パジャマにカーディガン姿でもあったし「家に戻りましょう~」と言うと
素直に同意して下さり、ホッとした。
「もうこんな歳だから、こういう格好でもちっとも恥ずかしくないわ。平気よ。
 身体もどこも悪くないし、いくらでも歩けるんだから~^^
 走ろうと思えば走ることだってできるわよ~^^」
「今日は杖なしでも平気そうですものね。
 でも無理はなさいませんようにお願いします。」
「あなた、私は無理なんてしてませんよ~
 杖だって家族が用意してくれたから仕方なく使ってるだけよ。」
とニコニコしてらっしゃる。
本当にこの時の足取りは杖なしでもしっかりとされていたおばあちゃま。

お部屋に入られたのを見届け、服薬をお願いしてから退室し、
お昼の部を終了した。

夕方、お夕飯の準備も兼ねてこのお宅へ伺うと、
家の中からは大学生の孫娘と何やら言い合いをしているような声。
私が入ってからもおばあちゃまのテンションは上がりっぱなし。
私が何を言っても何をしてもお気に召さず、
私はこの日怒られっぱなしだった。

昼食後の服薬がまだで、薬と水とがそのまま残されていた。
遅くなってもいいからできる限り飲ませてほしいとご家族から言われている薬だ。
薬の横には丸いパンが置いてあった。
聞けば、「2階(娘家族のスペース)から略奪してきた」との事。^^;

服薬を促した時には返事だけはしてもらえたが、
その数分後にはキッチンで調理を始めた私の所へやってきて
「この水は何なの!?
 水でパンを食べろって言うの!?」
「お水はお薬用のお水です。お薬飲んでくださいね。
 お茶になさいますか?今からすぐに入れますね。」

で、一旦は部屋へ戻っていかれたが、またすぐにやってきて
「あのパンはどうしたの!?」
「○○さんが2階から持ってきたんじゃないんですか?」
「私はそんなことしてないわよ。
 誰が持ってきたのかしら。
 それも半分だけって、どういうこと!?失礼だわよ。」

あは~半分は食べちゃったんだ・・・^^;

「お茶(日本茶)が入りましたので持っていきますね。」
「お茶~!?私はミルクがいいのに!!
 どうして私に聞かないで用意するの!?」
さっきお茶って言った時には納得してたんだけど・・・^^;

「ごめんなさい。牛乳ですね?温めますか?」
「勿論じゃないの、あなた!!」
「できました。熱いから私が持っていきましょう。」
とレンジからカップを取り出すと
「私が持っていくからいいわ。熱いの平気だから。」
と私の手から奪い取るようにしてカップを取って
部屋まで行こうとしてこう仰った。

「あなたね、こういうものはちゃんとお盆に載せて渡すものよ!
 このまま持たせるなんて失礼ですよ!!」
「はいっ、すみません・・・」
すぐに小さなお盆を差し出したが「そんなの要りません!」と。
うぅぅぅぅ~~~^^;

気を取り直して調理を続行していると、またまたやってきて
「部屋に行ったらパンがあったんだけど、
 私の食事はたったあれだけなの!?」
「パンはおやつです。お薬飲んでくださいね。」
「お薬は普通食後に飲むんじゃないの!?
 昼用って書いてあるじゃない、もう夕方よ?
 どうして今飲むの!?いい加減ねぇ~
 食事の時に出してくれればよかったのに・・・
 そしたら私は真面目だから間違いなく飲みますよ!!」
  
って・・・毎回食事と一緒にちゃんと出してるんだけど・・・^^;
  
あと少しで準備完了のお夕飯のお膳に目をやって
「これは誰の?」
「○○さんのお夕飯です。」
「じゃあ、部屋に持っていくわ。」
「今パンを召し上がってるところだし、
 まだお夕飯には少し早い時間なので(4時半)
 もう少しあとにしませんか?」
「どうしてあなたが決めるの!?
 私は自分が食べたい時に食べるんです!!
 私は今とってもお腹が減ってるんです!!
 これ、持っていきますからねっ!!」

そう言ってお膳を持って部屋に行きながら一言。
「どうして私が持っていかなきゃならないの!?
 どうして私がこんなことしなきゃならないの!?」
「私がお持ちしますよ。」と言っても
「自分で持って行きます!!」と、プンプンだ。

あとは転んだりされないよう、黙って後ろをついて行き見守った。

これで少し落ち着いてくださるかと思ったが・・・
またまたキッチンまでやってきて
「食べようと思ったらあなた、冷めてるじゃないの!!
 温めなおしにきたわ。」と。

そして温めたおかずを持って部屋に行かれたが
今度はミルクカップを持って来られ
「これが冷めてたから温めにきたわ。」と
残り半分になった牛乳をレンジにかけたおばあちゃま。
が、次の瞬間そのミルクのことは忘れてしまわれ
食事のこともどこかへいってしまわれ・・・
  
郵便受け確認のため外へ出るなどウロウロ歩き回り
部屋に戻ったあと、また私の所へ来てこう仰った。

「お部屋に行ったら食事が置いてあったんですけど
 もう食べるんですか?
 あなた、まだ5時前よ~」と。

はふはふはふぅ~~~

「お夕飯にはまだ少し早いですものね。^^;
 もう少しあとになさいますか?
 お腹が空いてるようでしたらいつでも召し上がってください。
 私はそろそろ時間なのでこれで失礼させていただきます。
 お気をつけてお過ごしくださいね。^^」
「あらそうなの?
 どうもいろいろとありがとうございました。
 私が何もできなくてご迷惑をおかけするばかりで
 申し訳ございません。
 あなた様もお気をつけてお帰りになってくださいませね。」

元々はとっても丁寧で上品なおばあちゃまなのだ。。。

   


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花嫁修業にはもってこい!? [気ままなヘルパー日誌]


60代の女性。
両足に装具をつけての歩行が短時間なら可能な方。
元教師で、料理に対するこだわりが強い。

初回はお米の研ぎ方からご指導を受けた。

食材によって、献立によって、
削り節でだしをとったり、煮干でとったり昆布でとったり。
材料の切り方も細かく指示される。
ガスコンロの右か左かどっちを使うかも言われる。

次々に細かく指示され、とても時間内に言われること全部は
やりきれない状態。
最後バタバタ状態の中でも
「急須を洗うのとポットへの給水は忘れずやって帰ってね。」
と言われる。

つい忘れそうになるのでサービス時間の途中で
他の洗い物と一緒に急須も洗っておいた。

するとその方、
「急須もう洗っちゃったの~?
 まだ飲むつもりだったのに、もったいない・・・」

ほよよ。。。

   

で、煮物を作った時のこと。
   
「大根と人参は下ゆでして用意してあるから
 湯通しした厚揚げと里芋を足して
 里芋が軟らかくなったら味付けをしてね。」
との事で、言われる通りに里芋が軟らかくなったのを確認してもらってから
調味料を入れて味付けをした。

味見をしてもらったところ、こう言われた。
「あら~人参がまだ硬いじゃないのぉ~~
 軟らかくなってから調味料を入れないとだめじゃないの!
 一度味付けしちゃったら、軟らかくなるのに倍の時間がかかるんだから~~」

あれれ~~!?
大根と人参の下ごしらえはご自分でなさったのに~~!?

「すみませ~~ん」と謝りつつ作業を続行した。

   

キッチン、シンクには食器を洗剤で洗う用のスポンジ、
水で洗い流す用のスポンジ、
鍋や調理器具用のスポンジがそれぞれある。
シンク洗い用などはまた別だ。

2種類のキッチンペーパーや複数の布巾も使い分けが必要。

   

料理の苦手なヘルパーは数回で音を上げるというお宅。
私もかなり危ない。^^;
こちらが「何でも教えていただく」という姿勢でいることがポイントらしい。   

この方の細かいこだわりをある程度理解してしまえば平気なんだろうけど、
そうなるまでにはあとどのくらいの時間が私には必要だろう。^^;

ものすごい姑に鍛えられる嫁の気分だわ。
若けりゃ花嫁修業にはもってこいなんだけどなぁ。。。(笑)


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火事で・・・ [気ままなヘルパー日誌]

   
入浴介助で入っていた利用者さん。80代男性。

何度か書いたことがある人なんだけど。
何度か火傷をして、視力の弱い奥様がお世話をしているというお宅。

「何が起こってもおかしくないお宅だ」
と以前書いたと思う。

腰痛がひどくなってからは入浴介助のお仕事はやめていたので、
このお宅のサービスも代わってもらっていた。

昨年12月、事業所へ立ち寄ったある時、スタッフから
この利用者さんが亡くなったことを聞かされた。

火事だったそうだ。
  
夕方出火し、住宅4棟を焼失したこの火事で、
火元宅の利用者さん(85)が全身にやけどを負って亡くなり
奥様(83)も顔などにやけどを負った。

時間からして夕飯の準備中だったのか
それともストーブが原因か、詳しいことはわからなかった。

同居の娘さんと孫娘もいて、隣には利用者さんの妹さん宅もあった。
妹さん宅は私が通っていた頃は改修工事をしていたのに・・・

何が起こってもおかしくない状況はわかっていたし
事実毎回いろんなことが起こっていたし
担当者にも毎回様子を伝えてはいたんだけれど
改善までには至らなかったということか・・・?

慣れ親しんだ習慣を変えるのは容易いことではない。
変えてもらうためにはかなり踏み込んで話をしなければならない。
灯油ストーブの上にやかんを置いて湯を沸かすのはやめましょうとか
カートリッジ式の灯油ストーブはやめて、電気かガスの暖房器具にしましょう~
などの話は何度も出ていた。
  
実際、娘さんが新しい電気の暖房器具を買ってきたらしいのだが
使い勝手が悪いからと、仕舞い込んでしまったということもあった。
何度話をしてもなかなか変えてもらえなかった。

ストーブの要らない暖かい季節になった時にはホッとしたものだ。

昨年腰を痛めて入浴介助のお仕事を代わってもらってからは
時々事業所で様子を聞かせてもらうくらいになっていた。

そのお宅でこんなことが起こってしまうとは・・・

現にこういうことが起こってしまうと、その危険性を少しでも感じた時には
もっともっと強く言わなくちゃいけなかったのかなぁ・・・と思ってしまう。
ご本人やご家族にも、ケアマネさんにも。

でも現場ではその日その時を無事に過ごすことで精一杯な状況。
難しいことではあるなぁ。。。

   

連日流れてくる痛ましい火事のニュースを聞くと
このお宅でのお二人のことを思い出して複雑な気持ちになる私です。。。

   

** 過去記事 ** 

  『ニューヨークへ行きましょう!!』

  『利用者さんが火傷!?』

  『またまた火傷!?』


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凝りと痛みに整体マッサージ [気ままなヘルパー日誌]


今月から入浴介助のお仕事はしばらくお休みにしてもらった。

なかなか代わりの人がいないということだったが
そこは無理を言って休ませてもらっている。

   

実は6月だったか、入浴介助でのこと・・・

利用者さんの洗体や洗髪をした後、
自分の上体をまっすぐ上げようとした時に嫌な予感がした。

少しの前かがみの姿勢から腰がすぐには伸びなかったのだ。


この感じ、以前3度目のぎっくり腰で動けなくなった時の
感覚に似ている・・・汗汗

気をつけてやってはいたのだけれど・・・
10年くらいはならずにすんでたんだけれど・・・

でもまだぎくっとなったわけではないから
用心しながら介助を続けて、無事に2件の仕事を
何事もなく終わることができた。

  

それからしばらくは騙し騙し、用心しながら仕事をやったのだけれど、
やはり途中でピキンとなりかけたことがあり・・・

それはトイレ掃除の時のこと、
ブラシでゴシゴシするのも片手でどこかにつかまって腕で上体を支えながら
やってたのだけど、ゴシゴシが終わって、さあ~水を流しましょ・・・と
タンク横のレバーに手を伸ばしたとたん・・・ピキン!て・・・(汗汗)

ぎっくり腰をやっちゃった時には、この動作も痛くて痛くて
手がレバーまで届かなくて情けない思いをしたのだけど、またまたやな予感・・・。

   

おそらく頑張ればやってやれないことはないのだろうけど
でも、万が一私が仕事中にぎっくり腰になっちゃったなら
利用者さんを支えなきゃならない私の方が
介助が必要になるかもしれないわけで・・・

何より、利用者さんにもしものことがあったら大変なので
入浴介助のお仕事だけはしばらく休ませてもらうことにした。

急に暑い暑い日が続くようになり、2件の入浴介助がある日には
仕事に行く前と帰ってからでは体重が必ず1kg減っているという、
ダイエットにはとってもよかったんだけどね。^^;

   

TVを見ながら杉本彩よろしくコアダンスを真似してやったのが
いけなかったのかなぁ・・・(恥)

   

腰だけじゃない。

首・肩もめちゃめちゃ凝ってるこの頃の私。

だるおも~~って感じ。

   

あまりのダル重感に、上半身だけ整体マッサージをしてもらった。

腰はもっと痛くなったら困るし、全身だと時間も料金もかかるからね。^^;

それでも少し楽になったような気がする。

   

骨盤が歪んでいて、背骨が曲がってるらしい。
  
左右の足の長さも違ってるらしい。

   

「左にばかり体重をかけてませんか?」
   
大当たりだった。^^;

    

上半身の施術後、マッサージ師さんに言われた。

「上半身より下半身の方をマッサージされた方が身体は楽になると思いますよ。
 足なんて、触っただけでもパンパンですもん。
 これじゃ~身体は辛いはずです。

    

今度は下半身マッサージをしてもらってこよう。

   

って・・・

まんまと向こうの術中にはまってしまったか・・・?^^;

   


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あぶないあぶない・・・ [気ままなヘルパー日誌]


振り込め詐欺被害が後を絶たない。

オレオレ詐欺がニュースなどで取り上げられるようになった頃、
我が家も標的にされていたことがあった。 
(過去記事参照⇒『迷惑電話3つ』 『今度は夫が痴漢!?』

その手口はいろいろと形を変え、益々悪質且つ巧妙になってきてるという。
お年寄りたちも、そういった危険には毎日さらされていると言ってもいいかもしれない。

   

最近仕事先で出くわした出来事がある。

ひとつは日中お年寄り夫婦だけになるご家庭でのこと。
認知症のご主人の入浴介助で訪問させてもらっているお宅。

悪質な詐欺行為とはちょっと違うが、こんなことがあった。

ガスが点かなくなり、業者を呼んで直してもらったそうだ。
簡単な作業でガスはすぐに使えるようになったと言うのでよかった。

ところがこの業者、この老夫婦に
浴室にミスト機能をつけたらどうかと勧めた。
お風呂に浸かれない時にこれだけでも浴びれば気持ちがいいですよ~と。

個人的にはかなり昔にスポーツクラブなどでミストサウナを利用したことがあるくらい。
気持ちよかったという記憶はない。
一般家庭用のそれがどんなものかは知らないのでなんともいえないが。^^;

人のいい奥様は、火傷で入浴ができなかったことがあったご主人のために、
これがあればいいんじゃないかと業者の勧めるままに申し込んでしまった。

そしてそして話はそれだけではなかった。

浴室前に、冬は暖かく夏は涼しく快適に入るためにエアコンも付けましょう~と、
それも業者の言うままに頼んでしまったと言う。

私が訪問した次の日には工事に取り掛かると言うので焦った。
奥様に確認すると、同居の娘さんはこの話を知らないとの事。

どう考えてもこのお宅の浴室にミスト機能は要らないように思えた。
そんな機能が付いたところで、介助なしでは入浴ができないご主人が
普段利用できるはずもなく、ご主人のために・・・とは決してならないと思った私。

でもまだミスト機能付きのお風呂に出くわしたことのない私には
ひょっとしたら想像できないメリットがあるかもしれないから
これは事業所やケアマネさんに相談した方がいいなとも思った。

エアコン取り付けに関しても「ちょっと待ったー!!」と言いたくなってしまった。

このお宅、お二人が一番長い時間を過ごしているお部屋にだってエアコンはないのだ。
浴室前のちょっとしたスペースにエアコンを取り付けるよりは
居室の方に付けてもらった方がまだいいと思えた。
そりゃ~入浴のお手伝いをさせてもらっている私たちには
エアコンがあれば嬉しくはなるけれど。^^;

なので・・・

少々ウキウキ気分の奥様には大変申し訳なかったのだけれど、
この話ちょっと保留にしてもらって、娘さんやケアマネさんともよく相談された方が
いいと思いますよ~とお話をさせてもらった。
同じお金をかけるのであれば、お二人にとってもっと有意義なことが
ほかにあるかもしれないので・・・とも言わせてもらった。

私の思いをお話した後で、ご主人にも聞いてみた。
「○○さんはどう思いますか?」 と。
するとご主人はこう言われた。
「あなたのおっしゃる通りだと思います。私もあなたの考えに賛成です。」 と。
心強い返事であった。

事業所にも連絡を入れた。
担当者がすぐにケアマネさんにも伝えてくれ、
ケアマネさんも迅速に対応をしてくれたようだった。

次の週に訪問した時には
「あの話、やっぱり断りました。うちには必要ないだろうってケアマネさんにも言われて。
 もうちょっとで大金を払うところだったわ~^^;」
ってことで、業者には言いにくかったけれど、なんとか断ることができたとの事。

エアコンはちょっと惜しいような気もしたけれど・・・
奥様が楽しそうだったので一瞬余計なお世話かとも思ったんだけれど・・・

いやいや、これでよかったんだと思うわ。はい。^^;



それからもうひとつ、日中独居の認知症のおばあちゃまのところ。

玄関前にいる人には誰彼かまわずおしゃべりをしてしまうところがある利用者さんだ。
牛乳屋さんやいろんなセールスマンにも身の上話をなさったり、
近所で電気工事や塗装の作業をしている職人さんには
お茶やお菓子を持っていかれたり、脚立まで貸してあげたということも。

かかってきた電話に出て、個人情報ともいえるようなことを聞かれるままに
簡単に答えておられ、焦ったこともあった。

「高齢者を狙った詐欺や振り込め詐欺も多いですので
 そういうことは電話でもお話しない方がいいですよ~」 
と伝えると
「あ~らあなた、私がそんな変な詐欺なんかに引っかかるわけないじゃないの。
 ご心配してくださって恐縮ですけど、私はまだそこまでボケてはいませんから。」
と、自信満々だ。

こういった場合はどんな言葉がけが有効なのだろうか・・・
ちょっと考えさせられてしまった。

ことあるごとに同居の娘さんには連絡ノートに書いたり
事業所を通して連絡を入れさせてもらったりと、報告はしているのだが
娘さんはどうもそんな話をあまり信じてなかったような感じだった。
いくら認知症になったとはいえ、うちの母はそんなことしませんよ~って。

ところがつい最近、私ではなく別のヘルパーが訪問してみると
セールスマン風の人が家に入っていて
利用者さんがリビングでもてなしていたというのだ。

更に作業をしながら聞いていると、なにやら怪しげな話をしており
通帳とか印鑑とか、そんな話まで出ていたと言う。
調理などの作業どころではなかったと言う。

ヘルパーが間に入って、その場は引き取ってもらうことができ、
事業所からご家族にもすぐに連絡してもらい事なきを得たわけだが
ご家族が調べたところ、とっても怪しい先物取引の業者だったとか。

あぶないあぶない・・・(汗汗汗)

この利用者さん、最近認知症の進行が顕著に見られるようになり
ご家族もやっとそのことを認識してくれるようになってきた。

益々目が離せない状況の利用者さんである。

   

人のいいお年寄りを騙したり、人の弱みにつけこんだような事件が
どうしてこんなにも増えてしまったのだろう。
許せない行為だ。

こういうことに注ぎ込んでいるエネルギーをもっと他の事に使えば
どんなにかいいだろうと思うのだけど・・・

   

愛すべきお年寄りたちが安心して暮らせる社会であってほしい。。。

    


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春だから? [気ままなヘルパー日誌]


 極めて個人的な我が家の事情・・・ 

 過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。

 相も変わらずたらたらと書いてます。
 なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。

 更新再開のきっかけにもなった仕事上での出来事です。。。





【2008 4月中旬】


すでに何度もご登場の失語症のおばあちゃま。

先週の訪問ではえらくご機嫌が良かった♪
笑顔も見ることができた♪
   

なんでなんで~~!?


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これって姑根性!? [気ままなヘルパー日誌]


 極めて個人的な我が家の事情・・・ 

 過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。

 相も変わらずたらたらと書いてます。
 なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。

 仕事上でのぐずぐずです。。。





【2008 4月上旬】


どっぷりおばさん生活の私にはロマンチックなことなどなんもなく、
仕事関係でイライラさせられることが続いている。
しかしながら、これって姑根性か?って思えなくもなく・・・
ちょっと自己嫌悪。^^;
   

はぁ・・・


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ちょこっと前進? [気ままなヘルパー日誌]


 極めて個人的な我が家の事情・・・ 

 過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。

 相も変わらずつらつらと書いてます。
 なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。

 今年はなぜかキャベツが美味しくて
 煮て、焼いて、炒めて、それから生でも・・・
 バクバク食べているPekoです。。。





【2008 3月下旬】


気になる失語症のおばあちゃまのところ。

この日は前回予告?した通り、
いろんなことを私から先、先にとはしないで
要求されてからやってみようと心に決めて仕事をした。
すると、心なしか、時間がスムーズに流れてるような気がした。

とは言っても・・・


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迷える子豚 [気ままなヘルパー日誌]


 極めて個人的な我が家の事情・・・ 

 過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。

 相も変わらずつらつらと書いてます。
 なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。

 仕事先での調理に家に帰ってからの夕飯作り・・・
 何を作ろうかと毎日頭を悩ませているPekoです。。。





【2008 3月下旬】


失語症のおばあちゃまのことが気になる。
折角少しずつわかりかけてきたと思ってたのに・・・
また振り出しに戻った感じ。

一体どうしたら穏やかに過ごしてもらえるのか・・・

  

う~~む・・・


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猫のようにしなやかに・・・ [気ままなヘルパー日誌]


 極めて個人的な我が家の事情・・・ 

 過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。

 相も変わらずつらつらと書いてます。
 なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。

 梅雨の合間の貴重な晴れ間。
 シーツから布団カバーから目一杯お洗濯したのはいいけれど
 干しきるのに四苦八苦してしまったPekoです。。。





【2008 3月中旬】


近頃、猫との運命的な出会いを体験した友人がいる。

私の中での猫のイメージは、しなやか。
身も心もしなやか・・・って感じ。

私もそんなしなやかさが欲しい。
  

あの、失語症のおばあちゃまの所の話なんだけど・・・


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ポコ ア ポコ [気ままなヘルパー日誌]


 極めて個人的な我が家の事情・・・ 

 過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。

 相も変わらずつらつらと書いてます。
 なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。

 昨夜は男子バレーの熱戦に興奮し、
 隣のご主人によく似ている監督さんの勝利を決めた瞬間の姿を
 何度も楽しませてもらったPekoです。
 おめでとう~♪

   




【2008 3月上旬】


poco a poco  ポコ ア ポコ
 
muroさんが教えてくれた言葉。
少しずつ・・・という意味だそうだ。

何がポコアポコかって?
そう、あの失語症のおばあちゃまの首かしげが
ここへきて少しずつ少しずつ減ってきたの。
おばあちゃまが指差しておっしゃることが、
少しずつ少しずつわかってきたの。^^
  

たとえばたとえば・・・?


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続いて起こったちょっといいこと [気ままなヘルパー日誌]


 極めて個人的な我が家の事情・・・ 

 過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。

 相も変わらずつらつらと書いてます。
 なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。

 関東地方も梅雨に入りましたね。
 雨はキライじゃないけれど、歩き方が下手なのか
 裾や足元がすぐにびしょびしょになってしまうPekoです。。。





【2008 2月下旬】


思いがけない義母からの嬉しい電話に続いて、
仕事のことでもまたまたちょっといいことが起こった。

こんな連鎖反応ならいつでも大歓迎だ。^^ 
  

続き・・・


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まだあるもやもや・・・ [気ままなヘルパー日誌]


 極めて個人的な我が家の事情・・・ 

 過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。

 相変わらずつらつらと書いています。
 なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。

 季節が逆戻りしたような肌寒い朝・・・
 外は雨・・・
 お仕事の皆様、くれぐれもお気をつけて。。。





【2008 2月下旬】


仕事でのもやもやは他にもある。
利用者さんのことではなく、ヘルパーの仕事のやり方に関してなんだけど・・・。
   
   

続き・・・


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