迷える子豚

　極めて個人的な我が家の事情・・・　

　過去日記をＵＰしつつ振り返ってみようかと。

　相も変わらずつらつらと書いてます。
　なので遠慮なくスルーしちゃってください。ｍ(_"_)ｍペコ。

　仕事先での調理に家に帰ってからの夕飯作り・・・
　何を作ろうかと毎日頭を悩ませているＰｅｋｏです。。。

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【2008　3月下旬】

失語症のおばあちゃまのことが気になる。
折角少しずつわかりかけてきたと思ってたのに・・・
また振り出しに戻った感じ。

一体どうしたら穏やかに過ごしてもらえるのか・・・
　　

ずっとお琴の先生をされてきたというおばあちゃま。
たくさんの生徒さん・お弟子さんたちに囲まれて送ってこられたであろう人生。
人に教えることには長けていて、誇り高く、プライドを持って
生きてこられたに違いない。

ヘルパーの仕事が、利用者さんの生活パターンや習慣などを尊重しつつ
させてもらう仕事であることを思う時、
このおばあちゃまがヘルパーに望んでいることが
必要以上に話しかけることでもなく、必要以上に手を出すことでもなく、
ただおばあちゃまが言われる（指図される）ことだけをやってほしいと思っていて、
それ以外の時にはできるだけ視界にも入って欲しくない、
一人で自由にさせておいてほしいと思ってらっしゃるのであれば、
そういう気持ちを尊重して、ただ淡々と、でも見守りの姿勢だけは忘れず、
与えられた仕事をこなしていくというやり方もありかな、と。

お話が大好きな利用者さんは多いが中にはそうではない人もいるだろうし、
みんながみんな話し相手を欲しているなんて思うのは要注意かもしれない。

　　　　

こんなことがあった。

入浴後、浴室からリビングへと移動される途中で
おばあちゃまはキッチンのテーブル上に置いてあるクリームを指差して、
持ってくるように言われる。
そしてリビングの椅子に腰掛けて、テーブルには鏡を置いて、
私が蓋を開けたそのクリームをご自分で顔に塗る。

毎回のことなので、私は言われる前にクリームも鏡も前もってテーブルに
準備しておいた。

おばあちゃま、キッチンを通る時にいつものように
クリームを持ってくるようにと、テーブルを指差して言われた。
そこで私が
「クリームですよね？もう向こうに出してありますから。＾＾」　と言ったところ、
おばあちゃま、キッチンのテーブルとリビングのテーブル上のクリームとを
何度か見比べた後、出ました。例の首かしげの動作。

これって、言われる前にはやってほしくないってことなのかも？

他のいろんな反応を思い出してみると、なんだかそんな気がしてきた。
次は言われてからやってみることにするか。

　　　

毎週毎週ああやってみたりこうやってみたり・・・
はたまた思い込みがないか考え直してみたり・・・

その都度その都度、対応には迷ってしまうこと多し。

　　　

そう、私は今、迷える子羊子豚なのだ。。。