猫のようにしなやかに・・・ [気ままなヘルパー日誌]
極めて個人的な我が家の事情・・・
過去日記をＵＰしつつ振り返ってみようかと。
相も変わらずつらつらと書いてます。
なので遠慮なくスルーしちゃってください。ｍ(_"_)ｍペコ。
梅雨の合間の貴重な晴れ間。
シーツから布団カバーから目一杯お洗濯したのはいいけれど
干しきるのに四苦八苦してしまったＰｅｋｏです。。。
【2008 3月中旬】
近頃、猫との運命的な出会いを体験した友人がいる。
私の中での猫のイメージは、しなやか。
身も心もしなやか・・・って感じ。
私もそんなしなやかさが欲しい。
あの、失語症のおばあちゃまの所の話なんだけど、
先週は私が里帰りのため行くことができず、
代わりに最初に２度ほど一緒に入ってくれた担当者が行くことになってたの。
でも、彼女が体調を崩してしまったらしく、暫くお休みということになって
４０歳くらいの男の担当者Ｓさんが急遽行くことになったわけ。
サービス当日の朝、しかもサービス時間の直前に
そのＳさんが私に電話でサービス内容の確認をしてきた。
短時間での説明ではとても無理な話で、
私は大まかなサービス内容をざっと説明して
詳しいことは連絡ノートに書いてあるからと伝えて
彼の健闘を祈りつつ電話を切った。
はてさておばあちゃまがこの彼に対してどんな反応をされるのか、
私はある意味とっても楽しみだった。
Ｓさんはとてもサバサバとした男性スタッフ。
私にとっては気心の知れた馴染みの人だったりしたので、つい、いけず心で
Ｓさん、きっと困るだろうな・・・なんてことも思っていた。
ところがどっこい、結果は私の予想に反して
Ｓさんはどうってことなくやれたというのだ。
ほんまかいな？
私は今週、実際のところ、おばあちゃまはＳさんに対してどうだったんだろうと
それはそれは興味津々でサービスに入った。
張り切って訪問した私は、すぐに凹みそうになった。
だってだっておばあちゃま、私と顔を合わすなりいきなり不機嫌な顔をして
「なんだあなたなの？すぐにあっちへ行ってちょうだい！」
と言わんばかりに「シッシッ・・・」って感じで追っ払うように指差して
何やらブーブーおっしゃったのだ。
ご挨拶しようとしただけの私はわけがわからず聞き返すと
更に不機嫌になられたので、私は仕方なく簡単に挨拶だけして
仕事に入った。
娘さんに伺うと、男性スタッフということで嫌がるかと思ってたところ、
その娘さんも驚きの、終始ニコニコ笑顔で機嫌の良い
おばあちゃまだったというのだ！！
はぁ～！？
はぁぁ～～！？
はぁぁぁ～～～！？
私が毎週毎週苦労をしながらやってるというのに、
なんでなのよぉ～～～
彼はいったいどんなマジックを使ったのか・・・
実際この日はとにかく今までで一番機嫌が悪いおばあちゃまであった。
何をするにも言うにも怒ったように指差して指図をする。
明らかに私がやってきてがっかり・・・って感じなのだ。
サービスがほぼ終わりに近づいた頃、私は言った。
「先週はＳさんていう男のヘルパーだったでしょう？」
おばあちゃま、それまでずっと仏頂面だったのが
Ｓさんの名前でちょっと笑顔になりかけて、「うんうん」と小さく頷いた。
「あのＳさんはとっても頼れる人なんですよ～」
と言ったところ、今度はおばあちゃま、
「うんうん、うんうん！！」
と、それはそれはとても大きく頷いて下さった。
それは私が今までに見たこともないような大きな頷きだった。＾＾；
あぁ～～～なんなんだこの違いは！？
おばあちゃま、Ｓさんのことをかなり気に入られたご様子。
今日は私だったんで、やっぱりがっかりされたんだ。
なんだか申し訳ないような・・・
でも、なんだか悔しいような・・・
仕事が終わって早速Ｓさんに報告すると
「ただの男好きかもしれないってことっすよ。＾＾；」
との一言が返ってきた。
確かにね、同姓には滅茶苦茶厳しくて当たりが強いのに
異性には甘くて優しい人、いますからねぇ～
極々身近にも。
そう、義母じゃ。＾＾；
私もそのことを薄々感じてはいたんだけれど
この話を娘にした時に、娘は即座に反応して返した。
「おばあちゃんと一緒だね。」と。
「うちのおばあちゃんは間違いなく男好きだよ～。
孫の中でも男の孫の方が好きだし、お兄ちゃんは特別だし。
私なんて、２２年間ずっと日陰の身だよ。」
てなことを言い出した。
確かに。＾＾；
おばあちゃんには何を言っても何をやっても
お兄ちゃんにサァ～～っと持ってかれちゃう娘であった。
それでもめげることなく、クサルことなく、健気におばあちゃんに優しく接している娘。
娘を見習わなきゃなぁ・・・
でもでも・・・思い出したら、やっぱりやっぱり
かなりぐやじい～～～～～！！
しなやかな心で対応・・・なんては
なかなかできそうにない私であった。。。
コメント 0