我が家の連休~ミステリーツアー~ [人生、何が起こるかわからない]
極めて個人的な我が家の事情・・・
過去日記をUPしつつ振り返ってみようかと。
相も変わらずつらつら書いてます。
なので遠慮なくスルーしちゃってください。m(_"_)mペコ。
過去日記UPもいよいよラストスパートです。。。
【2008 5月・・・】
我が家の連休のドタバタなんぞを・・・
2日に義母がやってきて
3~4日は千葉県の房総半島突端あたりのリゾートホテルに一泊した私たち。
夫がネットで予約をしたホテル。
連休間近だったにもかかわらず、すんなり取れたことが心配だったけど
すべて夫に任せて、私や義母にとってはミステリーツアーのようなもんだった。
娘も含めた4人でのこのミステリーツアー。
往きから予期せぬ大変なトラブルが起こってしまった。
途中、千葉の山中でコンビニに立ち寄ろうとした時に、
夫が何を血迷ったのか、コンビニへの出入り口ではない所から入ろうとしてしまい
道路脇の縁石にものすごい勢いでぶつかってしまったのだ。
かなりの衝撃と異音。
見てみると、タイヤは見事にパンクしていた。
あちゃー ホントにやっちゃってるよ・・・
幸い車体は傷ついてなかったからまだ良かったけど。
しかも、降っていた雨も上がってきてたからこれも良かったけど。
コンビニの駐車場でタイヤ交換する夫。
自分の不注意だから、黙々と作業をするしかない夫。
「JAFを呼ぼうよ!」と何度も提案する娘。
ただ心配そうに眺める義母。
なぜだか可笑しくてしょうがなかった私。(謎)
そんな中、無事タイヤ交換終了~。
でも、スペアタイヤというやつは、なんだかカッコ悪かった。(笑)
他のタイヤに比べると、サイズが一回り小さいみたい。
知らなかった。^^;
また車を走らせ、目的地のホテルを目指した。
途中でタイヤのお店を見つけた夫は、そこでタイヤを買って付け替えてもらった。
義母も娘も、やっと安心したようだった。
かなりのロスタイム&予定外の出費だったが、なんとか目的地へと到着した。。。
*****
今回の一泊旅行・・・
夫が連休明けからは新しい職場でのスタートということで
気分転換のためにもどうしても行きたいとの希望から
夫の好きなように、すべて夫に任せておいた。
夫も自分で
「俺に幹事をやらせたら完璧にやるからな。」 と、自信満々。鼻高々。(笑)
「ホテルはどんなホテル?」 と娘が聞けば
「どの部屋からもオーシャンビューが素晴らしいって。
食事もすごいぞ。伊勢海老にアワビにサザエ、カニ、その上に
刺し身の舟盛もつくぞ。」
「何部屋?」
「4人でひと部屋。問題ないだろ?」
「ま、いいけど・・・。」
「お風呂は?」
「ジャングル風呂とか露天風呂がある。」
「部屋にもついてる?」
「そりゃあるだろ。」
私は心の中では『あまり期待しないでおこう』と思いつつも
口では「すごいね~楽しみだね~」と連発しておいた。(笑)
いよいよ車が目的地周辺に近づいた。
「ホテルはどこどこ?」と見渡したところ、
目線を上に上げたところにそれらしきホテルがあった。
それは山肌絶壁に立つホテルだった。
建て増し継ぎ足ししたと思われるそのホテルはいやに横長だった。
客室らしきところのベランダの木枠も朽ちかけてるようで
外観はかなり不安を覚えるようなものだった。
私と義母は顔を見合わせて思わず笑い出しそうになるのを必死で堪えた。
夫に悪いと思ったから。
皆、何か言いたいんだけれど、敢えて言葉にはしないで
チェックインを済ませた夫の後について部屋まで行った。
案内してくれたホテルの人は、部屋に入るなり
「ベランダには出ないでくださいね」
との注意を残して部屋を出て行った。
すると真っ先に夫が笑い出した。
「なんやの、これは・・・ハハハハハ・・・^^;;;」
それはちょっと苦笑いのような笑いでなんとも言えない顔をして夫は笑った。
夫が笑い出したことで、それまで我慢していた私と義母も
ここでとうとう吹き出してしまった。
思いっきり笑った。(笑)
笑いながら私は義母にこっそり謝った。
「すみませ~ん、お義母さま・・・ 足の指が伸ばせますか?」
義母はきれいなところじゃないと、足の指が縮んだままで
伸ばせないのだ。^^;
「ええよええよ。あの子が折角とってくれたんだから。
足の指は伸びないかもしれんけど・・・^^;」
リゾートホテルというよりは
寂れた田舎の民宿という感じ・・・^^;
娘が言った。
「お父さん、部屋にお風呂ついてるって言ったよね?
ないじゃん!!
ほんとにここで伊勢海老にアワビに舟盛、出るのかなぁ~~~」
夫もちょっと不安になってきたようで
「これで食事がネットで見たものと違ってたら詐欺だよ。
文句言ってやる!!
そん時はもう泊まらないで家に帰るか!?」
言いながらテンションが高くなってきた夫。
「まあまあ、そうカッカしないで。
今回のメインは明日の鴨川シーワールドなんだからいいじゃない。
食事は・・・あんまり期待しない方がいいかもしれないけど
一応海の近くなんだから、美味しい海の幸は何かしら出るでしょう。
私にしてみたら、上げ膳据え膳でいられるだけで最高なんだから。
それにどの部屋からも見えるっていう、歌い文句のオーシャンビューは
確かにいえてるから。ねっ。(笑)」
なんとか夫をなだめつつ、夕食までの時間は
海沿いのお花畑なんぞをお散歩しながら過ごした4人。
さぁ~いよいよ大広間でのお夕飯だ!
案内されたテーブルに行ってみると
なかなか広く取ってあるお一人様のスペース。
4人がそれぞれ遠くに感じたくらい。
これは期待していいのか~~と思っていると、
次々にいろんなものが運ばれてきた。
確かに伊勢海老のお刺し身も、アワビのバター焼きも、
サザエのつぼ焼きやズワイガニも、お刺し身の舟盛までちゃんと出てきた。
その他に、煮物や天婦羅や焙烙焼き、茶碗蒸しなどなどなどなど・・・
デザートの果物やプチケーキもついていた。
広い~~と思っていた食卓が一杯になっていた。
この後、舟盛がデーンと来た!
ホテルはちょっと・・・って感じだったが
この海の幸オンパレードはなかなかの食べ応えであった。
さすがの私もかなり残してしまったくらいだ。
とにかくみんなで、お腹い~~っぱい食べたお夕飯であった。。。
*****
そうそう、大広間でのお夕飯で書き忘れたことがあったわ。
ホテルに着く前にはお部屋での夕食だと夫から聞いていた私たち。
なのでお部屋でゆっくりとお酒を飲みながらお夕飯を食べようと
ビールにワインにチューハイにと、家にあったものに
夫が買ってきたもの、各種取り揃えて持ち込みをしていたのだ。
んが、チェックイン時、大広間でのお食事と聞かされ
私と娘は夫をチラ見した。
夫は一瞬「ん?」という顔をしたが、後はすっとぼけて
何事もなかったかのように振舞った。
お部屋でのお食事だと思っていたのは夫の想像(妄想)でしかなかったのだ。
結局これにも一番がっかりしていたのは夫だったのだけれど。(笑)
夫、部屋に着いて一段落したところで
お茶を入れようとした私を制して
「とりあえず、飲もう。」
と、持ち込んだお酒を取り出して私たちみんなに注ぎ、
ぐびぐびと飲み始めた。
飲まなきゃやってられない?落ち着かない?居心地が悪い?
そんな感じであった。(爆)
これが夫でなく、私や娘が計画したものでなくてよかった~~
そう私は思った。
お夕飯前にお酒は結構飲んでいたので食事の時には
皆、食べることだけに集中した。(笑)
お腹いっぱいになってお部屋に帰ると、お布団が敷いてあった。
嬉しかったのは、このお布団がきれいだったこと。
寝具類が清潔なのは本当に助かった。
そうじゃないと笑えないミステリーツアーになってたかも。^^;
さてさてこのお布団、
3枚が並んで敷いてありその3枚の枕側に1枚が敷いてあった。
そこで誰がどこに寝るかでバトルが始まった。(笑)
結局1枚の方には夫、3枚の壁側には義母、海側には娘、
そして真ん中には私が寝ることになった。^^;
寝る場所が決まると、娘は名物のジャングル風呂へ入った。
私と義母はなんだか疲れてしまったので
朝風呂に入ることにしてその日はもう寝ることにした。
私は疲れてたこともあり、お布団に横になったらこりゃ~すぐに
眠ってしまうなと思ったので、洗顔を済ませ歯磨きもやって
パジャマ代わりに持ってきたシャツとパンツに着替えた。
ホテルや旅館でも、私は浴衣では寝ない。
絶対に無理。
だって・・・
目が覚めたら帯だけになってるんだもん。(爆)
そんなわけでごそごそと寝支度を整えてる私に義母がこう言った。
「Pekoさん、そんなことせんで、疲れてるだろうから
はよこうやってお布団で横になりなさいよ。」と。
そんなん、私の勝手でしょ~~と言いたかったけど
「は~~い、今行きま~す!」とかわしながら
寝る準備を整えてからお布団に入った。
「私、すぐに寝ちゃいそうなので、もし先に寝ちゃったらごめんね~」
と一応言い訳をして横になったが、やはり予想通り一番早くに
眠りについた模様。^^;
だが寝入りばな、枕元で義母がなにやらウロウロしながら
ブツブツつぶやいてるので一瞬起こされた。
義母は私と娘の枕元に浴衣を置いて
「二人とも早くこれに着替えて寝ないと~~」
全く余計なお世話だと内心は思いつつも
そんなことまで気にしてる義母は自分でしんどくないのかなぁ~
と、妙に感心?したりもして。
「私もP子も、もうパジャマ着てますよぉ~~
これ、パジャマ代わりですから~~」
と言って、腕をお布団から出してシャツの袖を引っ張って見せた。
「あら~そうなん~?
もう私ははよ着替えりゃいいのに~って気になって気になって・・・
ぶつぶつ・・・」
後は眠りの中で何を言ってるのかわからなかった私であった。。。
*****
ホテルで向かえた朝は早かった。
もう5時前くらいからみんな起きていた。
義母はまだ何やらぶつぶつ言っていた。
「二人とも早く浴衣に着替えりゃいいのに・・・って
二人の枕元に浴衣を置いてたら、
『もうパジャマに着替えてますよ~』って。
私はまた一人で心配して要らぬ世話やいて・・・」
だから寝る前にも浴衣は肌蹴て帯だけ状態になるから着ないって
何度も言ったのに・・・
とは思ったけど、口では
「心配かけてしまってすみませんでした~」と言っといた。
朝一番に行動を起こしたのは娘。
一眼レフカメラをぶら下げて外へと出かけていった。
続いて夫と義母が朝風呂に入りに行った。
帰ってきた義母と交代で、最後に私がお風呂に。
私が入った時には他の客人が二人いたが、ほどなく二人とも出て行き
ほとんど貸切状態でのジャングル風呂であった。
海に面した露天風呂はなんだか開放感がありすぎて
こっぱずかしく、出て行く勇気がなかった。^^;
でも太平洋を眺めながら、のんびりゆっくり入れたからよかった。
それから後の8時半の朝食の時間までが長かったこと長かったこと。
それでも朝風呂でさっぱりしたあとの朝食はいいもんだ。
片付けもしなくていいしね。
やっぱり上げ膳据え膳は最高~♪^^v
さぁ~食後はいよいよメインイベントの
鴨川シーワールド目指して出発だぁ~!!
ところがこれが道路が渋滞で、進まない進まない。
ある程度は予想してたとはいえ、遥かに予想以上であった。
日本列島、GWに遊びに出かけるのはかなりの覚悟がいるのだ。
本当だったらこの日はシーワールドで楽しんだ後は
三男宅に寄る予定だった。
昨年の2月に結婚した姪っ子に男の子が産まれたから
その出産祝いに寄るつもりにしていたのだ。
義母にとっては初曾孫だしね。
会わせてあげたかったから。
でも結局水族館に着いたのはお昼もかなり過ぎた頃で
この調子だと帰りもかなりの渋滞が予想されるため
その日は三男宅へは寄るのを諦め、次の日に出直すことに決めた。
だってその日の夜7時には息子が京都から帰ってくるって言ってたし
鍵を持たずに来るって言ってたから。
なんとかその時間までには家に帰っておかないと・・・ね。^^;
三男に連絡を入れてから、私たちは水族館を見て回った。
ご存知人気者マンボウ。
かなりの人だかりの中、撮ってきた。
カメラを構えていると、近くにいた男の子(幼稚園くらい?)が
叫んだ言葉に思わずカメラを落としそうになった。
「パパ、パパ~、このお魚、ママに似てる~~~!!」 (爆爆爆)
そのママを確認しようと思ったが、人混みの中にいたのかどうかすら
わからなかった。残念。(笑)
白イルカのパフォーマンスも見た。
寄り添う二人♪いや、二頭♪^^
八景島シーパラダイスで観た白イルカのショーの方が
私的には癒され度は高かったかなぁ~
(その時々の精神状態にもよるのかも?)
白イルカ・ベルーガのパフォーマンスが終わると
一番楽しみにしていたシャチのプールへと早めに移動し
ショーの始まるのを今か今かとわくわくしながら待った。
シャチのプール周りはもうかなりの人で埋め尽くされていた。
いよいよシャチのパフォーマンスの始まり始まり~~♪
と・・・
と・・・
ところがところが・・・
3頭のシャチ君たち・・・
飼育員のお兄さんお姉さんの指示に従わない従わない。^^;
まるでストライキを起こしてるみたいに。^^;
お兄さんお姉さんたちは入れ替わり立ち代り
手を変え品を変え?、何度も仕切り直したりしてやってみるも
シャチ君たちは全く芸を見せようとはしなかった。
「今日はなんだか気が乗らないな。ちょっと休憩しようぜ。」
ってな感じで、まるで3頭が相談でもして決めたかのように。^^;
「ただ今シャチとのコミュニケーションがうまく取れないようですので、
今しばらくお待ちください。」
とのアナウンスが何度も流れ、最後には
「今日はシャチとのコミュニケーションがうまく取れず、
パフォーマンスをお見せすることができませんでした。
皆様には大変申し訳ございませんでした。
またのお越しをお待ちしております!!」
とのアナウンスであっけなく終了となってしまった。^^;
これから大迫力のジャンプが・・・とわくわくしていたのだが
ただのらりくらりと泳ぐだけのシャチ・・・^^;
ぶはぁ~~こんなこともあるんだねぇ~~
生き物相手だからね~~
これって・・・ある意味、非常に貴重な体験だったかも?^^;
駆け足で回ったメインイベントの鴨川シーワールドでもこんな調子で
なんとも予想外の出来事連発であった。(笑)
それからの帰り道は東京湾アクアラインをカーーッとかっ飛ばして・・・と思いきや
こちらも海ほたるPA入り待ちの大渋滞にひっかかってしまい・・・^^;
最後までドタバタ続きのツアーとなったのであった。
こういう時に携帯電話というのは非常に有り難いものである。
息子ともメールや電話で連絡を取りながら移動ができたので助かった次第。
無事帰宅後は息子も交えて5人で食事に出かけた。
そこでも話題には事欠かず、息子にもおもしろおかしく話をすることができて
楽しいひと時を過ごすことができた。
予期せぬいろんなことがあったこのミステリーツアーは
ある意味とてもおもしろかった。
義母なんぞは
「ホームの人たちにはオーシャンビューの素敵なリゾートホテルに行って来る
って言って出たから、帰ったら絶対どうだった~?どんなホテルだった~?って
興味津々で聞かれるわ~ どうしましょ・・・^^;」
と悩んでるので、パンクのことから始まってホテルのことまで
全部正直に話せばみんな大喜びするんじゃないですか~って言っといた。
後日聞いたところによると、最初は見栄張って適当に嘘言おうと思ってたらしい義母は
結局ドタバタぶりを正直に話してみんなで大笑いしたらしい。(笑)
でもね、なんだかこのドタバタ旅行、夫の人生と似ているなぁ・・・
と思ったことはここだけの話。ね!^^
私の人生もドタバタはあっても最後に笑えるなら最高だな。。。
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